完全クラウドにも関わらずカスタマイズ対応可能。要件をすべてクリアして管理工数を大幅削減。

日廣産業株式会社はプリンターのトナーやインク、PC周辺機器などを取り扱う商社です。1967年に設立され50年以上の歴史があり、東京に本社や倉庫を構え、大阪に営業所を置いています。

FLAMの導入によってシステム管理部の大幅な工数の削減につながったという、日廣産業株式会社システム管理部の坂田様にお話をお伺いしました。

オンプレミスのシステムを抱え、保守・運用工数の負担が課題に

— FLAM導入前に抱えていた課題や導入の背景などを教えていただけますか。

坂田：　当時、私は一人で3つのシステムと60台近い端末を管理しておりました。すべてのシステムがフルスクラッチで開発したオンプレミスのクライアントサーバシステムによるものです。メンテナンスに割かれる工数が非常に多く時間に追われる日々で、業務負担の重さが課題となっていました。そうした状況の中、3つのシステムのうち販売管理システムをサーバーの老朽化もあり、入れ替えることになりました。

— 新たに導入する販売管理システムにはどのようなことを求めていましたか。

坂田：　当社のシステム管理部は私一人です。これから多くのシステムの処理をこなしていく為にも、販売管理システムをクラウド化したいという想いが強くありました。

また、当社ではお客様からの注文を受けると、倉庫からの当日出荷が基本です。そのため、販売管理システムは、当日の出荷締め切り時間に間に合うように、スピーディに膨大な伝票の処理を行う必要があります。また、当社は卸売業を行っていることから、中間業者対応のためのカスタマイズも重要でした。

幅広いアイテムを取扱う商社のシステム管理者として、柔軟なカスタマイズ対応と提案力が必須であったとおっしゃる坂田さん

完全クラウドで柔軟なカスタマイズ対応、料金面などが決め手

— FLAMを選んでいただいた理由、また決定的なポイントなどを教えていただけますか。

坂田：　大手ベンダーからの紹介や自分で探したものを含め、合計8社のシステムを検討しました。実はFLAMは最初に見つけたのですが、アプローチしたのは最後でした（笑）。

他の７社もそれぞれの営業担当者から話を聞きましたが、機能や仕組み、導入費用、月額料金、カスタマイズなどの面で、しっくりこないと感じていました。大手ベンダーから紹介いただいたのはほぼオンプレで、ハウジングによる運用でセミクラウド化するといった提案でした。完全クラウドのシステムもありましたが、カスタマイズ対応はできないとか、大手のシステムは月額費用が膨大など、当社のニーズとはズレがあったのです。

そこで、フリップロジックの担当者にFLAMの話を聞いたところ、機能面はもちろん、完全クラウドで処理スピードやメンテナンス工数のなさ、多重化対応、安全性などが申し分なく、カスタマイズをしなければ導入費用がなく、月額費用も安いといった料金面からも「FLAＭでいこう」と思わせるものがありました。

特に大きなウェイトを占めたのが、完全クラウドで自社のサーバーが不要という点です。サーバーの導入費用や更新費用が必要なく、アップデートの作業が発生しない。バックアップも自動で行われる点も魅力でした。次に大きな要素となった卸売業に向けた柔軟なカスタマイズ対応で、これがなければ導入しませんでした。

完全クラウド化によるスムーズな運用による大きな効果

— システム管理部から見て、FLAMの導入効果をどのように評価されていますか。

坂田：　FLAMの導入効果は圧倒的に大きいと感じています。FLAMは本社と営業所、倉庫の3拠点で同時に入力や確認ができます。これまでの販売管理システムは、営業所や倉庫からはVPNや遠隔ソフトを経由して本社にアクセスしなければ動かせませんでした。フリーズすることが多々あり、更新プログラムを動かしているときに業務をストップすることもしばしばありました。

FLAMの導入によって思うように販売管理システムを使えないというストレスが会社全体でかなり軽減しました。システム管理部としても、機器が壊れて対応する、バックアップを確認するといった工数が減り、他の業務に時間を割けるようになりました。費用対効果も抜群で、FLAMはまさに求めていた販売管理システムです。

— その他にもFLAMを導入してよかった点はありますか。

坂田：　FLAMの各種分析ツールは非常に使えます。これまでは売上データをCSVで出力してエクセルで加工していましたが、FLAMはボタンをクリックするだけでいろいろな情報を取得できます。
取引先の各事業者のEDIに対応するためのCSVレイアウトを担当者が自在に作れるのも便利で、導入から１年経った今、アップロードで23フォーマット、ダウンロードで38フォーマットあります。

カスタムフィールドがあり、倉庫への出荷指示などで追加する項目があれば、カスタマイズを依頼しなくても追加できるのも便利。使用する人のアイデアで業務に合わせて変えていけるシステムだと感じています。

一人システム管理部におすすめしたい！カスタマイズ対応も魅力

— FLAＭのカスタマイズ対応についてはどのように感じていますか。

坂田：　当社はFLAＭの導入にあたって、癖があるカスタマイズが絶対に必要でしたが、フリップフロジックの担当者は根気よく打ち合わせをして、実現してくださる対応力がありました。長くお付き合いをしていくうえで担当者とのコミュニケーションのとりやすさも、システム管理部が一人体制の私には重要で、サポートチームや技術チームと一緒に進化していけたらよいなと感じています。

— 最後にFLAMを検討されているお客様に向けて、何かメッセージがありましたらお願いします。

坂田：　フリップロジックのカスタマイズについて私が感じたことを挙げていくと、できる限りの考察が行われ、実装できない要望には代替案が出されるなど、提案力が素晴らしいと感じました。そして、基本的に実装が驚くほど速かったです。金額の面では、見積りの理由が明確で筋が通っていて、料金がほぼ想定した通りで納得感がありました。

FLAMは次世代の販売管理システムで、導入によってほとんどのシステム管理者は楽になると思います。特にシステム管理部が一人体制の企業は、一度連絡をしてみるとよいのではないでしょうか。